レバノン旅行バールベック情報
レバノン最大の見所バールベック
バールベックは、レバノンの東部、ベイルートの北東約85km、ベカー高原の中央にある遺跡。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
政情不安などで、外国人観光客はまだ少ないが、壮大なスケールは見るものを圧倒する。

バールベックとは、「ベカー高原の主神」を意味し、ここにフェニキアの豊穣の神ハダド(バアル)が祀られていた事に由来するといわれている。
したがって、本来はフェニキア系の神々の聖地だったと考えられる。
しかし後にギリシア・ローマ系の神々と習合し、祭神はジュピター、ビーナス、バッカスと呼ばれる様になった。
世界でも有数の巨大さと優美な姿を誇るローマ神殿跡遺跡として、中東だけでなく、ヨーロッパからも数多くの芸術家を集めて祭典が繰り広げられていた場所でもある。
![]() | ジュピター神殿6本の列柱からバッカス神殿を見る |
| バッカス神殿の中庭 | ![]() |
![]() | バッカス神殿、列柱の天井には見事なレリーフが!! これはクレオパトラのモチーフと言われる |
歴史ワンポイント:
紀元60年前後から、ローマ帝国の手によりジュピター神殿が築かれたと考えられている。
2世紀に入り、中央庭園や柱廊などが増築され、3世紀にバッカス神殿が建てられた。
コンスタンティヌス帝が、キリスト教を正教と定めた後は、異教徒の崇拝する神殿の破壊が進んだ。
バールベックの神殿も、キリスト教の教会へと役割を変えざるを得なかったと考えられている。
7世紀、ビザンチン時代にアラブ人の手に落ち、以後、要塞都市として利用された。
2004年現在、観光と高原農業を主体とする小さな町で、イスラムシーア派の人々が多く住んでいる。


